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[報告]10.29「ママの会@神奈川presents 憲法カフェ」

10月29日、横浜市緑区で「ママの会@神奈川presents憲法カフェ 今こそ知りたい憲法のおはなし&エネルギー問題についてもお聞きしましょう☆」(講師:川岸卓哉弁護士)を開催しました。

大人29名+1~2歳のお子さん3名の方々が参加。地域のママたちとの新たな出会いの一方、桜木町・横浜など各地でのママの駅前アクションをきっかけに憲法カフェにお申し込みくださった方も多数見えました。

2時間で2つのテーマについてお話いただくのはかなり駆け足でしたが、前半の憲法パートでのたくさんの学びに加え、戦争と原発事故(改憲と原発推進)の共通点や、市民運動の広がりについてのお話が印象的でした。川岸弁護士の「反対派は意見の違いを超えて1テーマで繋がると強い、顔を合わせるのが大事、無関心層へのアプローチは楽しいものでなければ」といった言葉に、ママの会@神奈川で、交流会や憲法カフェを通じて県内各地のママ同士が知り合い、長年活動されている「九条の会」など地域の方々との接点もできたことや、新たな街頭活動のアイディア「まちかど憲法カフェ」や楽しくアピールする「ハロウィンパレード」などの活動が重なり、励まされる思いもありました。

後半のエネルギー問題パートの中で憲法第13条(個人の尊重)と前文が出てきて、全体の締めくくりは憲法第12条の「不断の努力」でした。権力を縛る憲法は、権力にとって邪魔なものだからこそ、と。

憲法パートのレジュメより一部抜粋 ===== ☆自民党改憲草案の問題点 ①立憲主義の破壊 ②国民主権から国民の服従を強いる天皇制(*)へ(&教育による思想統制) ③戦争をする国への転換(侵略戦争に対する反省を投げ捨てる/平和的生存権の否定/「戦争の放棄」の放棄/国防軍の創設(軍が治安出動・国民監視も想定) ④表現の自由・政治活動の規制 ⑤国家緊急権による権力の濫用 ☆9条改悪の狙い(アメリカの要求&日本の財界の要求) ☆表現の自由・社会保障の制限の狙い(財界の要求する大企業・富裕層の負担軽減&公共部門民営化と規制緩和による利権獲得) ☆共通の安全保障(1982年パルメ委員会報告)軍備の削減および質的制限によって平和を実現する考え方 ☆憲法9条は外交の本質、時代の最先端 ☆アクションの発展と合流(震災後、反原発→ヘイトスピーチ→秘密保護法→安保関連と反対運動が星座のように繋がり関わりあって発展&(戦争だけはダメだと9条を支持してきた)良心的保守との合流) ☆沖縄の闘い(オール沖縄)に学ぶ。 ☆第2の基地県としての神奈川の闘いの意義。

(*) 自民党改憲草案の前文「天皇を戴く国家」、第1条「天皇は、日本国の元首であり」、第3条(国旗・国家)【新設】、第4条(元号)【新設】 =====

参加者の方からの感想を一部ご紹介します。

☆憲法と自民党改憲草案を見比べながら丁寧に説明して頂くと、当たり前だと思っていた平和や表現の自由、個人の権利は、今、声をあげないと奪われてしまうかも…。あんな(改憲草案の実現した)社会でこどもたちが生き生き育つわけない!!子どもが1時間しかもたなかったので、後半の市民のエネルギー革命のお話が聞けず残念でした。でも憲法は、ママの会なので子どもが騒いでも許されるだろうと堂々と安心してお話しが聞けて良かったです。子どもも同じ年のお友達がいたので刺激があって楽しく過ごしていたようにも思います。(1歳児のママ)

☆自民党改憲派が天皇制復活への周到なシナリオを着実に進めている事実と、「なるわけない」と馬鹿にしていた自分に対して愕然とする思いです。川岸さんがおっしゃられていたように改憲派は本気で長年、準備を進めてきたようですね。それに引き換え、私はその中で生きてきたにもかかわらず、あって当たり前とばかりに日本国憲法をまともに読んだこともなかったのです。さらには「自由、平等、人権、博愛」といった言葉が私にとってどれだけリアリティを持っていたのでしょうか。(略)在英のライター、プレイディみかこ氏が書いた記事「勝てる左派と勝てない左派」の中の「欧州で新左派が躍進しているのは、彼らが(中略)「勝つ」ことを真剣に欲し始めたからだ。右傾化する庶民を「バカ」と傲慢に冷笑し、切り捨てるのではなく、その庶民にこそ届く言葉を発すること」という言葉がとても印象に残っています。それは正しい理論や理屈ではなく、まず自分自身の言葉、これこそが立場や思想信条を超えたリアルな言葉になるのでしょうか。(どこでもスタンディング実施中の60代男性)

☆2年前、「あすわか」(明日の自由を守る若手弁護士の会)講師による憲法カフェに初めて参加したとき「私たち国民は憲法を守る必要があると思いますか?」という問い、そして「憲法を守る義務を負うのは国民ではなく、天皇、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員」との説明を受け、 衝撃を受けました。安保法に反対されている方々でも、「国民も憲法を守るのは当然」と思っている方々はかなり多いのではないかと思われます。この、立憲主義=憲法とは国家権力を縛るもの、にかかわる問いかけは、気付きのスイッチという観点からとても効果的だと私は思っております。その後、憲法学者のシンポジウムにも、それなりの頻度で参加して参りましたが、「立憲主義」という言葉が当たり前のように使われており 、囲碁に例えて言うならば「有段者向け」の講義が多いと感じております。しかしながら、今回、川岸弁護士の講義をお聴かせていただき、「憲法とは何か?」とともに自民党改憲草案につきましても初心者~級位者が理解できるレベルで説明していただいていることに、「あすわか」の方々の「ブレナイ姿勢と使命感」をヒシヒシと感じました。 「安倍政権は改憲を本気でやろうとしている。特定秘密保護法⇒集団的自衛権の閣議決定⇒安保法とちゃくちゃくと進めていて、次は改憲というところまで来ている」とのお話に、改めて強い危機感を抱きました。「神奈川は沖縄に次ぐ基地県であり、戦争になったら攻撃されてしまう」とのお話も胸に響きました。(50代男性)

ーーーーー 【ママの会@神奈川presents憲法カフェ 第2回のお知らせ】 11/23(月・祝)午前中、横浜駅西口近くにて、2回目の憲法カフェ(講師:武井由起子弁護士)を開催いたします。憲法の基本および日本国憲法と自民党改憲草案の比較解説、安保法制について、初めての方、久しぶりにじっくり聞きたい方にオススメなのはもちろん、憲法問題についてご存知の方も気になることをお聞きいただける会にと思っております。どうぞお気軽にご参加ください。

イベント詳細はこちら→ https://www.facebook.com/events/472018789647137/

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